2011年02月07日 リスクヘッジ
_ プロのプログラミング
昔、C言語の解説を読んでいたら、「こんな書き方をするのがプロのプログラマーだ」として次の例が上げられていた。
よくある書き方は、
if (fp == NULL)
であるのに対し、
if (NULL == fp)
とするのがプロということだった。
イコール記号を2つ続けるのを忘れて1つしか書かなかった場合、前者だとコンパイラエラーにならないのに対し、後者だとエラーが出て実行ファイルが生成されない。
つまり、人の入力ミスが確実に発見される書き方ということになる。
(なお、私がCをちょこっとやってた昔でも、前者について、エラーではないがワーニングは出ていた。)
自然で美しい書き方も大事だが、実践では、場合によってそれを犠牲にしてでも安全策を採るべし。そんな意味だったと思う。
人には誤りがつきもの、その前提でリスクをなるべく表面化するようにして、安全に動くものを作る。それがプロの技。そんな意味でもあったと思う。
妙に納得して、今でも覚えている。
しかし、その教えに従った書き方をしたかというと、やはり前者的な記述をやってた(あせ)。私はプロではないし、後者の記述にはやはり抵抗感が。
考え方としては大事なことなんだろうけど。
ぜんぜん違う事柄だが、上の話から株式などの「鞘取り(さやとり)」を連想してしまう。こじつければ、リスクヘッジという共通点がある。でも、やっぱかなり違う感じ。
そういえば、NHKテレビの「連想ゲーム」って好きだったけど、唐突にやめになった印象。報道重視の方針の下でやめになったような気がするが……
取り留めなくなりそうなので、おしまい。