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ジタバタ日記


2011年02月06日 テレビ、ブレーキ

_ テレビ番組

ふじテレビ「報道2001」を聴いていたら、社会保障をテーマに放送するとのこと。

で、最初に「大変な数字があります。」と司会役の人がいうので社会保障に関するデータかと思ったら、政党支持率の数値だった。なんだかなあ。

出演している政治家の人の話も、「民主党は具体案を示していない。」 「マニフェストを変更するなら解散総選挙で民意を問い直すべき。」 「マニフェストの基本路線を変えるわけではないが修正に応じる柔軟姿勢で臨む。」

そんなやりとりが一頻り続いてから、ようやく少し本題に入る。もっとダイレクトにテーマの議論に入れないものかという気がするが、政党という組織を背中に背負っていると、どうしてもそういう発言になってしまうんだろうな。

政治家だけでなく、どんな人も組織の1員を意識すると、そういう傾向になるのだと思う。それと、渦中にいると、全体像が見えなくなってしまうのもありがち。

テレビに出ている人たちは、番組スタッフも含めて優秀な人たちなんだろうけど、ちょっと大丈夫?という不安あるいは違和感を感じる。前に向かって少しでも進もうとしている印象を受けない。私の感じ方が曲がっているだけで、実際はそんなことないんだろうか。

番組の中でVTRにより介護現場が紹介されていたが、こういう内容の方がずっと興味深い。

思い出の旅をすることで認知症が軽減された人の話も心に届く。

「でも、いろいろ工夫して症状が軽くなると、結果として介護報酬が減ってしまう。」との指摘があった。なるほどと思う。

こういう意見を組み取る良い方法、制度設計の具体案ってあるだろうか。

「かかった費用分を負担するのが公費負担の原則」というのも当然だし、それとの整合性をどう取るか……

_ ブレーキ指向

横断歩道を渡ろうとするとき、信号が赤だと「危ないですよ」と教えてもらうことが結構ある。ありがたい。

ただ、信号が青に替わって渡れるようになった時に「青になりましたよ」と教えてくれる人は、かなり減る。

ちゃんと数えたわけではないが、「危ない」と教えてくれた人のうち3割くらいでは?という気がする。

私は、信号を待つためにそこに立ったわけではない。渡るためである。

危険を知らせてもらえるのは、何にも優先して助かるのは確か。しかし……

揶揄するような言い方になって恐縮だが、これに似たことって結構いろんな場面であるように思う。

こういのが優勢な雰囲気の中では、良くいうなら安全第一主義といえるんだろうが、ブレーキ指向になってしまうマイナス面もあるのでは?

別に障害者問題と結びつけて言っているわけではない。大人が子どもに対する時も、そんなところがあるような気がする。もちろん私も含めて。

ブレーキは大事だが、アクセルのことをもっと考えないと、と思う。

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