* もう一つのデータ処理パッケージ(rptパッケージ)2018版についてを更新しました(2018/12/15)。
5月にアップロードしたものを更新。64bitコマンドも追加。Rails関連のrubyライブラリも組み入れました。
*2017/03/29 当サイトに掲載しているrpt_main.zipに含まれている i386_RmdRuby.bat, x64_RmdRuby.bat に不具合があります。
rpt_bat.zipに含まれている同名のバッチファイルで置き換えて下さい(つまり上書きして下さい)。詳細は rpt_bat.zip の readme.txt をご覧下さい。
もう一つのデータ処理パッケージ(rptパッケージ)を2015年6月にアップロードして以降 更新してませんでしたが、今回、以下のように刷新しました。
なお、2015年6月の旧版は、従来どおり もう一つのデータ処理パッケージ(rptパッケージ)についてに残してあります。
パッケージを使うための方法を記します。
まず、次の三つの圧縮ファイルをダウンロードします。
* 64bit版のコマンドを使わないなら rpt_ruby64.zip は不要。
解凍先は、ハードディスク、SDカード、USBメモリーなど どのドライブでもかまいません。
ただし、自由に書き込みできる媒体でないと、うまく動作しないとおもいます。
DVD-rwで適切に動作するかどうかは未確認。
解凍すると rpt というフォルダができるはずです。
rpt というフォルダは、必ずルートディレクトリ直下に置くようにします。
つまり「C:\rpt」とか「F:\rpt」などになるようにします。
もし解凍した場所がルートディレクトリ直下でない時は、
ルートディレクトリ直下に移動させて下さい。
USBメモリーやSDカードに置くと、
常用パソコン以外のパソコンにも装着して簡単に使えます。
念のため md5, sha-256 の情報を掲載しておきます。
ダウンロードしたzip圧縮ファイルが元本と一致するかどうかをチェックしたい時に利用して下さい。
[補足] Windowsでの md5, sha-256 の確認方法
’CertUtil’ というコマンドを使うと md5, sha-256 などを確認できます。
rpt_main.zip がカレントディレクトリにある状態で次ぎの2行を実行します。
CertUtil -hashfile rpt_main.zip MD5 >output.txt
CertUtil -hashfile rpt_main.zip SHA256 >>output.txt
書き出された output.txt に md5, sha-256 のコードが書かれているはずです。
\rpt\bat
というフォルダの下にある rpt_set.bat を実行すると、
「送る」メニューに関連項目が登録されます。
これでサンプルプログラムを実行できるようになります。
rpt_set.bat を実行するには、
マイコンピュータ(explorer)でこのバッチコマンドに焦点を当てて
エンターキーを押します。そうすると実行されます。
rpt_unset.bat を実行すれば、関連の「送る」メニューの項目が消去されます。
「rptパッケージをもう使わない」という時に実行して下さい。
あるいは、パッケージをUSBメモリーなどに入れている場合であって、
そのUSBメモリーをパソコンから取り外す時は、取り外す前に
rpt_unset.bat を実行して下さい。
64bit版のコマンドを使う場合は、\rpt\bat64
の下にある rpt_set.bat を実行します。
そうすると、rubyのほか、統計R, w32tex のコマンドも
64bit版が使われるようになります。
rpt_set.bat または rpt_unset.bat を実行した結果は、
\rpt\rpt_log.txt
というファイルに書き出されます。
64bit用の rpt_set.bat, rpt_unset.bat を実行した場合も
やはり \rpt\rpt_log.txt
というファイルに書き出されます。
rptパッケージを導入すると、「送る」メニューに
「t textへの変換」が追加されます。
エクセルやワードに限らず、一太郎、パワーポイント、PDFなどのファイルに
焦点を当ててこの「t textへの変換」を選ぶと、
変換結果が test.jtd.txt とか test.pptx.txt などとして書き出されます。
これは、xdoc2txtというコマンドを呼び出す形で実現しています。
OCR機能はないので、pdfなどの画像化された文字は変換できませんが、
変換が迅速で便利です。
rpt_sample02.zipについては rptパッケージとrmarkdown を参照して下さい。
サンプルの動作チェックは、Windows7で行いました。
Excelなどのバージョンは 2010 で試しました。
rpt_sample.zipのサンプルでどんな処理を取り上げているか、ざっと書いてみます。
面倒がないように、どのサンプルも簡易な同じ操作手順で実行できるようにしました。
いずれも次の2ステップで行います。
マイコンピュータ(explorer)で注目のファイルに焦点を当てます。
注目のファイルというのはrubyのプログラムファイルです。
といっても、いずれも「メモ帳」で読み書きできるテキストファイルです。
サンプルでは test.rb.txt のように、最後が「.rb.txt」になっています。
「送る」メニューを呼び出して、その中から「r rubyの実行」というのを選びます。
rptパッケージを導入すると、この「r rubyの実行」が
「送る」メニューに追加されます。
上のステップ1,ステップ2を行うと、ExcelやWordのファイルができたり、
htmlやpdfのファイルが作られたりします。
Excelの処理でも、Wordの処理でも、統計ソフトRの処理でも、
どれでも同じ2つのステップです。
処理が終了すると、短い警告音がなって、マイコンピュータの状態に戻ります。
rptパッケージのw32texには luatex 関連のファイルも含まれています。
ただし、rptパッケージをCドライブ以外のSDカードやUSBメモリーに入れている場合、luatexでpdfを生成しようとすると、筆者の環境では20分以上かかったりします。Windows7 (64bit) + USB2.0 接続という環境です。
数ページ程度のpdfファイルでもそれくらいの時間がかかります。
rptパッケージをCドライブに入れている場合は二分くらいです。それでも「長いな」と感じますが……
pandoc経由でpdfを生成するとき、LaTeXエンジンとしてlualatexを指定することが多いとおもいます。rpt_sample.zip, rpt_sample02.zip に該当のサンプルが含まれています。その処理に多くの時間がかかってしまいます。
筆者が知らないだけで、処理時間短縮の方法があるような気がしますが、よく分かりません。
なお、LaTeX関連でも platex の方はそんなに時間がかかりません。
SDカードやUSBメモリーに入れた場合も「実用的」に使えるとおもいます。
luatexについてもう少し補足します。
Cドライブ以外にrptパッケージを入れた場合、lualatexコマンドでpdfを生成しようとすると、「フォントをロードできない」というエラーが出て、pdfを生成できないかもしれません。
そのときは、\rpt\w32tex\xtra\luaotfload_reset.bat
を実行して下さい。
luatex関係のキャッシュを一度クリアして、フォントに関するキャッシュを再構築します。
具体的には次の処理を行います。
\rpt\w32tex\share\ctxdir\luatex-cache\generic\fonts\otl
というフォルダの下のファイルをすべて削除。\rpt\w32tex\share\ctxdir\luatex-cache\generic\names
というフォルダの下のファイルをすべて削除。luaotfload-tool -u -v
を実行。 実行の結果は \rpt\w32tex\xtra\luaotfload_stdout.txt
に書き出されます。
下のようなページを設けています。
以上です。
よかったらお試し下さい。