rptパッケージで導入したw32texについて

T. Yoshiizumi

2017/03/04


<目 次>


rptパッケージにおけるw32texの仕様

 rptパッケージにおいてw32texを導入する際、 W32TeX を参考にしました。

 同サイトに書かれている手順に従って、2017年2月23日にフルインストールしました。

 どのファイルをダウンロード&インストールしたかの一覧は、後の方に記します。

 留意していただきたい点は下のとおり。


展開した圧縮ファイル

 以下のファイルを展開しました。

最小インストール

    

標準インストール

    

フルインストール

    

64bit関連


luatex利用時の留意点

 以下は「もう一つのデータ処理パッケージ2017版について」に掲げたものと同文ですが、念のためここにも記します。

 rptパッケージのw32texには luatex 関連のファイルも含まれています。

 ただし、rptパッケージをCドライブ以外のSDカードやUSBメモリーに入れている場合、luatexでpdfを生成しようとすると、筆者の環境では20分以上かかったりします。Windows7 (64bit) + USB2.0 接続という環境です。

 数ページ程度のpdfファイルでもそれくらいの時間がかかります。

 rptパッケージをCドライブに入れている場合は二分くらいです。それでも「長いな」と感じますが……

 pandoc経由でpdfを生成するとき、LaTeXエンジンとしてlualatexを指定することが多いとおもいます。rpt_sample.zip, rpt_sample02.zip に該当のサンプルが含まれています。その処理に多くの時間がかかってしまいます。

 筆者が知らないだけで、処理時間短縮の方法があるような気がしますが、よく分かりません。

 なお、LaTeX関連でも platex の方はそんなに時間がかかりません。

 SDカードやUSBメモリーに入れた場合も「実用的」に使えるとおもいます。

    

 luatexについてもう少し補足します。

 Cドライブ以外にrptパッケージを入れた場合、lualatexコマンドでpdfを生成しようとすると、「フォントをロードできない」というエラーが出て、pdfを生成できないかもしれません。

 そのときは、\rpt\w32tex\xtra\luaotfload_reset.bat を実行して下さい。

 luatex関係のキャッシュを一度クリアして、フォントに関するキャッシュを再構築します。

 具体的には次の処理を行います。

 実行の結果は \rpt\w32tex\xtra\luaotfload_stdout.txt に書き出されます。

    

以上でこのページは終了です。