2020年8月18日
サピエ図書館(会員制のWeb図書館)からダウンロードした
点字図書ファイル、またはデイジー図書ファイルを解凍するのが目的です。
解凍したときにできるフォルダの名前を図書のタイトルにします。
点字図書については半角カタカナのタイトルを採用します。
デイジー図書の場合は全角文字のタイトルです。
点字図書の場合も全角文字にすることは可能です(後述)。
まずは sapie_unzip.zip をダウンロードして
それを解凍すると下の三つが出てきます。
その中の sapie_unzip.exe を適当なフォルダにコピーして下さい。
それでインストールは終了です。
使わなくなったときは sapie_unzip.exe を削除して下さい。
あらかじめ「送るメニュー」に sapie_unzip を登録しておいて
解凍したい図書ファイルに焦点を当てた状態で
「送るメニュー」の sapie_unzip を呼び出すというのが
基本的な使い方です。
sapie_unzip.exeを実行すると、「送るメニュー」にsapie_unzipが登録されます。
再び実行すると、今度は「送るメニュー」からsapie_unzipが消去されます。
sapie_unzipを利用するときは登録した状態にしておいて下さい。
Explorer上でサピエの図書ファイルに焦点を当てます。
そうしておいて「送るメニュー」からsapie_unzipを選択します。
そうすると解凍が始まり、処理が終わると
「1個のファイルを解凍しました.」というメッセージが出ます。
エンターキーをおしてsapie_unzipを終了させて下さい。
解凍が正常に行われた場合は、元の図書ファイル(圧縮ファイル)は削除されます。
削除しないようにする方法もあります(後述)。
図書ファイル(圧縮ファイル)の拡張子は .zip, .exe のどちらでもかまいません。
Explorer上で複数の図書ファイルを選択してから
「送るメニュー」のsapie_unzipを呼び出すと、
複数の図書ファイルが解凍されます。
なお、うまく解凍できなかったファイルの情報は log.txt に書き出されます。
オプションは sapie_unzip.cfg(テキストファイル)に記述します。
オプションの指定によって処理の在り方が違ってきます。
sapie_unzip.exe があるのと同じフォルダに
sapie_unzip.cfg を置きます。
あるいは、図書ファイル(圧縮ファイル)があるのと同じフォルダに置きます。
図書ファイルがあるのと同じフォルダの cfgファイルの方が
優先的に採用されます。
cfgファイルの中身は、たとえば下の2行からなるファイルです。
-zen
-keep
オプションは行頭に半角のマイナス記号を書いて指定します。
‘-zen’ があると、点字図書のタイトルが半角カタカナでなく全角文字になります。
‘-keep’ は図書ファイル(圧縮ファイル)を削除せずに残したいときに指定します。
オプションには次の3種類があります。
sapie_unzipは、サピエ図書ファイル以外のzip圧縮ファイルも解凍することができます。
その場合は図書のタイトルをフォルダの名前にするといったことはなく、
通常の解凍を行います。
ただし、zip圧縮ファイルに含まれているファイルやフォルダの名前は、
Shift_JISで記録されていることを前提にします。
ファイルの中身の文字コードは何でもかまいません。
なお、zip圧縮ファイルでないファイルは無視します(処理しません)。
sapie_unzipは python で作成し、それをexeファイルにしました。
scriptというフォルダの下に次のファイルがあります。
WinPyhton ver 3.8.5(32bit版)を使いましたが、
必要なライブラリがインストールされていれば
他のpythonパッケージでも動作するとおもいます。
~ 以上 ~
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