wrdap.rbの修正履歴
□ ver 1.06 → 1.07 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap107.zip
ver 1.06(2015/06/28) → ver 1.07(2016/03/01)の修正点は次のとおり。
詳細はwrdap ver 1.07 の変更点を参照。
- pandoc用のmarkdownの原稿に、中央揃え・右揃えなどの指示を書き込めるようにした。htmlのコメントとして書き込む。これに関連してメソッドをいくつか追加。
- Wrd::matrix2table(別名 pipe_table)というメソッドの仕様を変更。これはrubyの配列を '|' を区切り文字とするmarkdown用の表形式に変換するメソッド。
- Wrd::str2aryというメソッドの仕様を少し変更。
□ ver 1.05 → 1.06 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap106.zip
ver 1.05(2015/04/25 | 05/28) → ver 1.06(2015/06/28)の修正点は次のとおり。
- ページ番号の消去・付加を行うためのメソッド(del_page_number, add_page_number)が、引数なしで呼び出すとエラーになっていたのを修正。
- set_infoメソッド(ページサイズなどいろいろな設定を行うためのもの)が正しく働かないケースがあったのを修正。「ページ番号 あり」のように、空白のあとの指定が2文字以下(「あり」など)だと、うまく設定されなかった。
□ ver 1.04 → 1.05 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap105.zip
ver 1.04(2015/01/11) → ver 1.05(2015/04/25 | 05/28) の修正点は次のとおり。
- PDFを出力するための pdf_outメソッドを設けた。詳細は
Excel, Word, PowerPointによるPDF出力 を参照。
- Wrd::fullpath("test.doc") の戻り値(フルパス名)の区切り文字が、必ず '\' になるようにした。
- MsoTrue, MsoFalse といった定数をrubyスクリプト内で使えるように改めた(2015/05/28)。
□ ver 1.03 → 1.04 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap104.zip
ver 1.03(2014/11/23) → ver 1.04(2015/01/11) の修正点は次のとおり。
マクロを扱うための各種メソッドを設けた
マクロを組み込むための macro_add(), マクロのソースコードを取り出すための macro_code() などのメソッドを設けた。
同じ名前のメソッドが、それぞれ Wrdoc, Wrdap の両クラスにおいて定義されている。
前者は作業中の文書(ActiveDocument)に帰属するマクロを扱い、後者は標準テンプレート(NormalTemplate)に帰属するマクロを扱う。後者のマクロは、いろいろな文書を開いている時に共通して利用できる。
箇条書きテンプレートの情報を取得するための ltpl_info() を設けた
ltpl_info() のように引数なしで呼び出すと、箇条書きテンプレートの情報を文字列で返す。
ltpl_info(:array) のようにして呼び出すと、情報を配列の形で返す。
引数は、:string を与えるか省略すると文字列を、それ以外なら配列を返す。
同じ名前のメソッドが、それぞれ Wrdoc, Wrdap の両クラスにおいて定義されている。前者は、1つのワード文書に帰属する箇条書きテンプレートの情報、後者はリストギャラリーに帰属する既定の箇条書きテンプレートの情報を返す。例えば次のとおり。
wrd = Wrdap.new
puts wrd.ltpl_info() # ギャラリー下の既定のテンプレート情報
wrd.opens("test.doc") do |doc|
puts doc.ltpl_info() # test.docのテンプレート情報
end
wrd.quit
なお、モジュールWrdにおいても「ltpl_info(tpls, type = :string)」のメソッドを定義している。
この第1引数tplsは、VBAでいうところの ListTemplates を指定する。
□ ver 1.02 → 1.03 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap103.zip
ver 1.02(2014/09/21) → ver 1.03(2014/11/23) の修正点は次のとおり。
- Wrdoc.del_page_number() のバグ修正:
ページ番号を消去する当メソッドにおいて、引数にセクション番号またはセクションのオブジェクトを引き渡した時に、意図したセクションを対象としないケースがあった。これを修正。
- Wrdoc.table_ary() を設けた:
各々の表をrubyの2次元配列に変換して返すメソッドを設けた。
- Wrdoc.table_para() を設けた:
各々の表の段落番号(11〜20などの範囲)を取得するため、当メソッドを設けた。段落は、VBAでいうところの Paragraph。
- Wrdoc.table_center() を設けた:
各々の表をページ内で中央揃えにするメソッドを設けた。
□ ver 1.01 → 1.02 の修正点
zip圧縮ファイル: wrdap102.zip
ver 1.01(2014/08/18) → ver 1.02(2014/09/21)の修正点は次のとおり。
- 標準フォントの指定がうまくできなかったバグの修正:
page_setup(), set_info() において、標準日本語フォント、標準欧文フォントの指定がうまく行えなくなっていました。「MS 明朝」などのように空白を含むフォント名を指定すると、エラーになっていましたが、それを修正しました。
- 半角カナの扱い:
半角カナが全角に変換されてしまっていたのを半角のままになるように修正しました。
- table_border()での罫線の処理:
table_border()での罫線の変更がうまくいかないケースがありました。外枠の罫線を指定すると、意図したような罫線にならないケースがありましたが、それを修正しました。
- table_row(), table_col() の新設:
table_row(“center”) とすると、ワード文書中の総てのテーブルについて、第1行目を中央揃えにします。”center” を “distribute” にすれば均等割付になります。
また、table_row(“distribute”, 2, 3) とすると、ワード文書中の総てのテーブルではなく、第2・第3のテーブルだけ、第1行目を均等割付にします。テーブル番号の指定は、必要な個数だけ書くことができます。
table_col() も同じように使いますが、こちらは、テーブルの第1列目(最も左の列)について調整します。
〜 以上 〜
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