rptパッケージの更新点

2015/06/13の更新点

 rpt_main.zipを更新。

 rpt_w32tex.zipは変更なし(2015/05/16のまま)。

○ X_OUT.TXT, X_ERROR.TXTの出力抑制:

 「送る」メニューの「r rubyの実行」でrubyプログラムを実行したとき、標準出力がX_OUT.TXT、標準エラー出力がX_ERROR.TXTに出力されます。

 しかし、これが不都合な時もあります。そこで、rubyプログラムの1行目か2行目に「(no >)」という6文字があると、それらを出力しないようにしました。必要に応じてコメント中に書き入れてください。

 たとえば次のようにします。

−−−−−−−−
# encoding: Windows-31J  (no >)
puts "This is a pen."
−−−−−−−−

○ Webアプリ開発用ツール rails, sinatra を利用可能に:

 rails, sinatra は、rubyでWebアプリ開発を行うためのツールです。今回、これらを利用するのに必要なrubyライブラリを組み込みました。

 railsについては rptパッケージで Ruby on Rails を試す方法を参照してください。

 sinatraについては Rubyの入門や書き捨てアプリを作る場合は sinatraがオススメ! に書かれているとおりに実行できます。

 なお、組み込んだバージョンは rails 4.2.1、sinatra 1.4.6 です。

○ rsrubyの組み込み:

 rubyから統計ソフトRを利用するためのライブラリ rsruby を組み込みました。

 合わせて、統計分析の結果(Hash)を扱いやすくするための拙作 ostruct_r.rb も組み込みました。OpenStructクラスの継承クラスです。

 これについての詳細は rubyにおける統計Rの利用とOpenStruct_rクラス を参照して下さい。

○ pandocをver 1.14に更新:

 pandocを ver 1.13 から 1.14 にしました。

 ワード文書(*.docx)生成時に –tocオプションを指定すると、その文書の目次がつくられて文書冒頭に置かれます。

 pandoc.exeを起動する場合でいうと次のようにします。markdownの原稿が test.md というファイルに書かれているものとします。文字コードは utf-8。

pandoc --toc -f markdown -t docx -o test.docx test.md [enter]

 また、rubyプログラムでワード文書を生成するなら次のようにします。

−−−−−−−−
# encoding: Windows-31J
require "wrdap"
mkd_str = File.read("test.md")
docx_str = Wrd::pandoc_docx(mkd_str, :toc)
File.open("test.docx", "wb") {|ff|  ff.write docx_str}
−−−−−−−−

2015/05/16の更新点

 rpt_main.zip, rpt_w32tex.zip の両方を更新。

 関係ソフトウェアのバージョンアップ版を組み込みました。前回 2014/11/24 に比べ、ほとんどのソフトウェアが更新されています。

 rpt_sample.zip では、PDFファイル作成のサンプルスクリプトを追加しました。

 prawn + kramdownによる作成(TeXは使わない)、pandoc + lualatexによる作成、Officeアプリ(Excel, Word, PowerPoint)による作成を追加。

〜 以上 〜


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